ヒース・レジャー最後の出演作がカンヌでお披露目 |
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故ヒース・レジャーさんの最後の出演作となった"The Imaginarium of Doctor Parnassus"(テリー・ギリアム監督)が22日(金)、カンヌ映画祭でプレミア上映された。
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主演のレジャーと共同で監督したようなものだ、とギリアム監督は振り返る。「ヒースは心からこの作品を楽しんでいて、アドリブもずいぶん加えていた。普段、わたしは脚本通りにすることを求めるが、彼は素晴らしかった。彼が、みんなに活力を与えてくれたんだ。実際、現場にいただれもがエネルギーをもらった。ヒースはエネルギーを持て余していて、一緒にいるとこちらが疲れてしまうほどだったよ」
レジャーは08年1月22日に処方せん薬の過剰摂取で死亡した。同作の出演場面を半分も残していたため、主演俳優を失ったギリアム監督は映画をボツにすることも考えたという。「しかし、わたしは幸運にも素晴らしい人たちに囲まれていた。そんな楽な道は取るべきじゃない、ヒースのためにも映画を完成させる方法を探るべきだ、と忠告してくれたんだ」
ギリアム監督が考案した解決法とは、レジャーが演じる主役の生まれ変わりを、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルに演じさせるというものだった。
レジャーが演じるトニーは、子どもの慈善団体のために寄付金を集める口のうまい男という設定だ。ある日、ロシアのマフィアに逆らったために、命を落としてしまう。その彼を生き返らせるのが、クリストファー・プラマー演じるパルナッサスだ。不死の修道士であるパルナッサスは、魔法の鏡を用いてトニーをイマジネーションの世界に導くことになる。
レジャーが死去したとき、鏡のなかのファンタジー世界はいっさい撮影されていなかった。そのため、ギリアム監督は鏡のなかのトニーをデップ、ロウ、ファレルに演じさせた。ファンタジー映画だからこそ成立する大胆なアイデアだ。
「この映画を救ってくれた本当の恩人は、ジョニーとコリンとジュードだ。彼らはみんな他の映画に関わっていたが、この映画を救うために駆けつけてくれたんだ。それも、ノーギャラで。彼らが受け取るはずだったギャラは、ヒースの娘のマチルダにおくられた。彼らこそ本物の英雄だよ」
"The Imaginarium of Doctor Parnassus"は「ヒース・レジャーと彼の友人による作品」との献辞で幕を閉じた。
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